読売新聞10月9日付「WATCHERS 専門家の経済講座」より抜粋です。
野村総合研究所会長兼社長 此本臣吾氏のインタビュー記事に「消費者余剰」についてのコメントがあります。
起業コストと実際の価格との差は「生産者余剰」になり、消費者が払ってもよいと思う金額と実際の価格との差が「消費者余剰」になります。デジタル化でモノやサービスの価格が下がると「消費者余剰」が増えます。お得感みたいなものだと思います・・・。
これが日本ではどんどん増えていて、推計は2016年で161兆円になるようで、GDPの伸びが日本ではほとんどゼロに近くても、消費者余剰との合計では、13年から16年にかけては年3.8%の成長になっているそうです。これが生活の満足感につながります。
デジタル化からのとらえ方ですが、経済成長だけでとらえるのではない別の視点がある、と思わせてくれる面白さがありました。
古民家での暮らしも数値化できる経済指数があれば、面白いのに・・・。